第5回 豊楽先生 魂のつながりを見て解決へといざなう人探し祈願術

—— 先生は人探しを行うことが可能だとか。どこにいるかわからない相手の居場所を言い当てられたりのでしょうか。

はい。相手のいま居るおおよその方角、現在の相手にまつわる特徴的な風景などを遠隔霊視で感じ取ります。いわばヒントのようなものですね。「どこそこ県なんとか市の１－２－３にいます」といった言い当て方は不可能ですが、「西のほうの大都市で、大きな城の観光名所が見えます。その町に住んでいらっしゃいます。赤い看板の喫茶店でよく食事を取っているようです」といった風にお教えすることは可能です。

—— それはすべて霊感で感じ取るのでしょうか。

すべて霊感です。人探しのご依頼対象者様はおおむねご相談者様と何かしらの縁でつながっている方ですから、その縁のつながりを霊視で手繰り、相手の魂そのものを見つけ、その魂が日本のどの地方にいるのかを感じ取ります。海の近くや山の近くといった特徴的な場所にいるとより見つけやすくなりますね。

—— その能力は行方不明事件などに活用できるのではないでしょうか。

公的機関の捜査にご協力したことは公にはありません。国や警察ですから、ちゃんと目に見える証拠から理屈で問題を解決すべきとお考えでしょうし、霊能力を頼りにできないのでしょう。ですが刑事さんや公的機関の方から秘密でご相談されることはあります。どうしても居場所の手掛かりが掴めない逃亡犯など、私の持つ霊能力でおおよその居場所を割り出し、そこから逮捕に結びついた例もございます。もちろん「あの件は私が協力した」なんてことは大っぴらには言えませんが。

—— 一般の方からの人探し依頼ではどのような状況が多いのでしょうか？？

「失踪した身内や連絡の取れなくなった恋人を探してほしい」という状況が多いですね。見つけること自体は可能なのですが、その失踪した身内本人の方や、恋人の方もそれなりに理由があって行方をくらましている場合が多いんです。居場所自体がはっきりわかっても、告げないほうが相手のため、ということもあります。もちろん、ご依頼されたのはご相談者様で私は一介の霊能者ですから、質問には答えるべきです。ですから「相手は身を隠したがっている、逃げたがっている」という事情を説明した上で、お教えするようにはしています。

—— 人生ドラマがありそうですね。

一筋縄ではいかない状況が多いですね。仮に再会できたとしてそれは本当に二人のために幸せなことなのか、といった疑問が残ることが多いご依頼です。しかし、どんな状況であれ、相手にどんな背景があれ、私はプロの霊能者ですから、ご依頼には全力でお応えします。誰か行方を知りたい方、探してほしい方がいらっしゃる場合はぜひ私にご相談くださいませ。